愛媛のICT活用実践事例集(小・中・高・中等・特支)
プログラミングを活用した現象に対する理解
3年生理科「風のはたらき」において、風車を学習する中で、風の強さと風車の回り方の関係を予想し、実験結果をノートにまとめるとともに、プログラミング言語「Viscuit」を活用して、風の強さと風車の回り方を表現する学習を行った。
目には見えない風の働きについて、「Viscuit」を活用して、風が弱い時や強い時の風車の回り方を表現し、量的、関係的に現象を捉えることができた。
アイビスペイント(高機能お絵かきアプリ)は、無料で使えて、直感的に作業できるので使いやすく、作画の様子を確認できるなど、振り返りが可能なアプリです。
オリジナルの絵を描き、利用してメモ帳やポチ袋などを作成した。
Zoom等への接続の場合、視覚障がい者は、IDやパスコードの入力が難しい面がある。(英数が混ざっていると入力ミスが起こりやすい。)
学校ホームページにリンクを掲載し、 スムーズに接続できるようにしている。リンクにたどり着くに は、認証キーが必要となる。
Zoomへの接続のハードルを下げて、簡単に活用でき ることで活動に集中するには良いと考える。
Zoomへの接続を気にすることなく取り組め、クイズコーナーなど、画面と音声を工夫して実施することで、笑顔の多いとても良い 交流となった。
「歴史総合」の授業で「ベトナム戦争の性質」について、ジグゾー法を用いて考察しました。様々な史料を読み解きながら、生徒たちは多面的・多角的な視点を持って、問いに対する答えを導き出すことができていました。さらに、それらをクラス全体で共有することで、より理解を深めることができた授業でした。
ロイロノートを活用して、史料・写真の共有、さらに、シンキングツールを用いて意見の集約を行いました。
1 技術・家庭科(技術分野)における「情報の技術」での実践
計測・制御のプログラミングによる課題解決を図る学習で、ロボット「レゴマインドストームEV3」を活用した。基本的な操作を確認した後、「工場で働くロボット」を課題解決のテーマとして取り上げ、「Scratchベースブロック型プログラミング」で動作の処理を行った。タブレット端末のよさを生かして、教室内外の場所を問わず動作確認ができたり、機器を持って他グループの元に移動して動作を直接見せながら相談したりして、協働的な学びができた。
2 Google Formsを利用した学習の振り返り
Google Forms(アンケート機能)とスプレッドシートを連携させたものを利用して、授業の振り返りを行っている。生徒個別のスプレッドシートになるため、紙媒体のように持ち運びをしなくても、生徒も教員も授業の進度や理解度、課題を確認することができた。また、生徒の自己評価だけではなく、生徒の質問やそれに対する教師のフィードバックなど、双方向でのやり取りに役立てることができた。
1 技術・家庭科(技術分野)における「情報の技術」での実践
タブレット端末を利用して、ロボットの計測・制御を行いました。
2 学習の振り返り
Google Formsを利用した学習の振り返りを行いました。
2年生国語「文学国語」『舞姫』の授業において、班ごとに自分の担当する段落の内容をまとめ、PowerPointを用いて発表する活動を行いました。担当班は本文の記述を元に登場人物の心情を考察し、それを聞く生徒も積極的に質問するなど、生徒たちが主体的に活動する様子が見られました。
・事前の本文通読の際に生じた疑問点をFormsのアンケートで回収しました。
・発表はPowerPointを用いて行いました。
・生徒たちが事前に考えていた考察をロイロノートで集めました。
・活動の相互評価をFormsのアンケートで実施しました。
令和5年度ICT活用授業改善推進事業第2回公開授業を行った。2年生の化学の授業で、化学平衡の移動と、温度、圧力、濃度の関係を理解し、アンモニアの生成量を多くするための条件を考察した。
注射器に二酸化窒素を捕集した様子や、注射器をお湯や冷水に入れたときの様子を動画に撮り、画面に映した。第1回同様、動画にすることで、気体の色の変化が分かりやすいものとなり、実験時間も短縮できた。また、画面にアンモニアの生成のグラフを映し、アニメーションを用いて、平衡の移動を説明することで、理解が深まるものとなった。
令和5年度ICT活用授業改善推進事業第2回公開授業を行いました。1年生の英語コミュニケーションの授業で、Teams上のReading Progressを用いて音読の練習をしました。生徒は教科書本文の英文をTeams上で配信した課題に、自分の音読の音声を吹き込んで提出をしました。
Teamsを活用して課題を配信し、生徒が音声を提出します。Reading Progressを使うと音読をAIが採点をしてくれます。同時に練習が必要な単語がReading Coachから表示され、正確な発音ができるまで個人で練習することができます。1回目の録音と、クラスで練習をした後の2回目の録音とで、音読に関して成長がみられた生徒の満足そうな表情を見ることができました。録音は生徒用端末と、USB接続のヘッドセットを用いたので、隣の生徒の音声が入ることもなく、クリアに録音できました。
文字の学習に「もじあそび」のアプリを活用しました。本アプリは、書き順通りになぞらないと反応しないため、正しい書き順を覚えるのに有効なアプリです。書いたら音が出るため、生徒は楽しく学習に取り組むことができています。何度も繰り返し書くことで、正しい書き順を覚えたり、文字の形を覚え、文字のマッチングを正しく行えるようになったりしました。プリント学習でなぞり書きや視写の練習に取り組むときや、連絡帳を書くときにも、正しい書き順を意識して書くことができるようになりました。
文字の書き方の学習を様々に楽しみながら行えるように「もじあそび」というアプリを活用しました。
アプリを活用することで、個人の習熟度に応じて学習を進めたり、既習単元の復習を行ったりすることができ、生徒たちは意欲的に取り組んでいます。
それぞれの習熟度に合わせた学年の問題を行うことができるように、「数学トレーニング」や「小学生計算」のアプリを活用しました。