愛媛のICT活用実践事例集(小・中・高・中等・特支)
2年生国語「文学国語」『舞姫』の授業において、班ごとに自分の担当する段落の内容をまとめ、PowerPointを用いて発表する活動を行いました。担当班は本文の記述を元に登場人物の心情を考察し、それを聞く生徒も積極的に質問するなど、生徒たちが主体的に活動する様子が見られました。
・事前の本文通読の際に生じた疑問点をFormsのアンケートで回収しました。
・発表はPowerPointを用いて行いました。
・生徒たちが事前に考えていた考察をロイロノートで集めました。
・活動の相互評価をFormsのアンケートで実施しました。
令和5年度ICT活用授業改善推進事業第2回公開授業を行った。2年生の化学の授業で、化学平衡の移動と、温度、圧力、濃度の関係を理解し、アンモニアの生成量を多くするための条件を考察した。
注射器に二酸化窒素を捕集した様子や、注射器をお湯や冷水に入れたときの様子を動画に撮り、画面に映した。第1回同様、動画にすることで、気体の色の変化が分かりやすいものとなり、実験時間も短縮できた。また、画面にアンモニアの生成のグラフを映し、アニメーションを用いて、平衡の移動を説明することで、理解が深まるものとなった。
令和5年度ICT活用授業改善推進事業第2回公開授業を行いました。1年生の英語コミュニケーションの授業で、Teams上のReading Progressを用いて音読の練習をしました。生徒は教科書本文の英文をTeams上で配信した課題に、自分の音読の音声を吹き込んで提出をしました。
Teamsを活用して課題を配信し、生徒が音声を提出します。Reading Progressを使うと音読をAIが採点をしてくれます。同時に練習が必要な単語がReading Coachから表示され、正確な発音ができるまで個人で練習することができます。1回目の録音と、クラスで練習をした後の2回目の録音とで、音読に関して成長がみられた生徒の満足そうな表情を見ることができました。録音は生徒用端末と、USB接続のヘッドセットを用いたので、隣の生徒の音声が入ることもなく、クリアに録音できました。
文字の学習に「もじあそび」のアプリを活用しました。本アプリは、書き順通りになぞらないと反応しないため、正しい書き順を覚えるのに有効なアプリです。書いたら音が出るため、生徒は楽しく学習に取り組むことができています。何度も繰り返し書くことで、正しい書き順を覚えたり、文字の形を覚え、文字のマッチングを正しく行えるようになったりしました。プリント学習でなぞり書きや視写の練習に取り組むときや、連絡帳を書くときにも、正しい書き順を意識して書くことができるようになりました。
文字の書き方の学習を様々に楽しみながら行えるように「もじあそび」というアプリを活用しました。
アプリを活用することで、個人の習熟度に応じて学習を進めたり、既習単元の復習を行ったりすることができ、生徒たちは意欲的に取り組んでいます。
それぞれの習熟度に合わせた学年の問題を行うことができるように、「数学トレーニング」や「小学生計算」のアプリを活用しました。
生活単元学習『はをきれいにみがこう』の授業で、歯磨きの手順を確認するために、「はみがきアプリ(軽量版)」を活用しました。
自分の口の中の映像と、磨く場所を示したイラストが横並びに画面に映るため、視覚的に分かりやすく、児童が自ら手順に沿って、丁寧に歯ブラシを動かすことができました。また、友達の歯磨きの様子を電子黒板に投影することで、友達の歯磨きの様子に注目し、児童同士が互いに評価し合う様子が見られました。
児童が自分の姿を見てはみがきの手順を確認するために「はみがきアプリ(軽量版)」というアプリを使い、それを他の児童が確認するために端末と電子黒板を繋いで映しました。
愛媛大学から留学生の方を招いた、「Science Day」のなかで、マレーシアの「SMK INDAHPURA 1」という国立の中等教育学校の生徒と、水に関する諸問題についてプレゼンテーションを行い、ディスカッションを行いました。少人数のグループに分かれ、全員が英語でプレゼンをしたり質問をしたりしました。
事前に「Flipgrid」で自己紹介などの動画を投稿するなどして交流を深め、この日は「Zoom」で互いの国や世界における水の問題について意見交換をしました。
1年生理数科・普通科「STREAM探究基礎」です。
課題を進めるにあたり、先行研究を検索し、テーマや研究の方法などについて理解を深めました。
そのあと「ロボットアイデア」の発表も行われました。様々な機能を持つロボットが考案されており、その機能が優れているもの、イラストを用いてわかりやすいものなど個人の特徴が出た発表が行われました。
生徒端末を用いて、課題研究の検索、生徒課題の共有を行いました。
理科と数学科で教科等横断型授業を行いました。
みかん果汁やレモン果汁の酸性度を実験で調べ、数学の知識で数値化するものでした。
身近なものを教材化することで、学校で得る知識が生活にも生かされることを期待します。
指導者端末で実験方法の説明を行い、生徒端末では表計算シートでの実験結果の処理とTeamsによる結果の共有に使用しました。
令和5年度ICT活用高等学校授業改善推進事業第2回公開授業が行われました。
地歴公民科の井上亜弓教諭による「日本史探究」の授業が行われました。導入では、生徒が作成した復習問題を互いに解き、理解度を高める様子が見られました。展開では、徳川綱吉の政策について史料をもとに読み解き、徳川綱吉のイメージは後世に意図的に作られた可能性があることが示されました。
保健体育の内海壮一教諭による「体育」(テニス)の授業では、ゲーム分析をしました。ゲームの様子を動画で撮影し、ゲーム後に撮影した映像を見ながら反省を行い、次のゲームに生かす取組がなされていました。客観的視点で技術力を高める工夫が見られ、生徒の主体的な学習が見られました。
ロイロノートを活用して問題を解き合いことで理解力を高める。
複数の資料を提示し、比較分析を行う。
試合の動画を撮影するなど、自身の動きを客観的視点で捉えることで、競技力の向上につなげる。